注目のOA、ハメス、ファルカオの招集は?
オーバーエイジ枠についてはハメス・ロドリゲス、ファルカオ、あるいはポルトガルのスポルティング・リスボンでプレーするフォワード、テオフィロ・グティエレスといった名前が噂として挙がっている。ファルカオはチェルシーにおいて5ヶ月以上怪我で試合から遠ざかっていたが、コンディション的にもよいことを本人は明かしている。
「僕はオリンピックに行きたい。でもそれを言うことで人々に誤解を与えたくもない。その時が来たら僕自身、ふさわしいかどうか分かるはずだ。でも僕はお笑いものにはなりたくない。とにかく僕が試合に出られる状態であり、チームに貢献できるのであれば力を尽くしたい」と発言したが、カルロス・レストレポ監督は慎重な態度を崩さない。
「彼のような選手はどこのチームの監督でも欲しいと思うはずだ。しかしそのことについては慎重に対処する必要があるだろう。なぜなら彼は試合に出てきていない。現時点で判断をするのは適当だとはいえないからだ。全ての選手を見た上で最良の選択をすべきだろう」
オーバーエイジのみならず、オリンピック世代の選手の中にはクラブで主力を担うものも少なくない。クラブ側にとってオリンピックは国際Aマッチではないため、派遣する義務はない。したがって出場させることをクラブは拒否してくることも考えられる。理想のチームを築くためには、粘り強くクラブ側と交渉する努力がカルロス・レストレポ監督に課せられている。
「まずはクラブの意向が大きく影響するだろう。2つの大会に出場させることは、クラブ側として望まないことが多いからだ」
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