コパ・アメリカと五輪、2大会とも参戦する選手も
そしてコパ・アメリカに向けてペケルマン監督が招集した23名の中には7名のオリンピック世代が含まれていたのだ。ゴールキーパーのクリスティアン・ボニージャ、ディフェンダーのフェリペ・アギラール、ミッドフィルダーのアンドレス・ロア、ギジェルモ・セリス、セバスティアン・ペレス、フォワードのマルロス・モレノ、ロジャー・マルティネスだ。
このことはコロンビアには若く優秀な選手が多いという事実を示すものだが、しかしその反面、若手を多くコパ・アメリカで試し世代交代を図っていく狙いもあるようだ。コロンビアにとってコパ・アメリカはもちろん重要だが、ワールドカップ予選を戦っていく上での大きな試験の場ともなっているのだ。
したがって若手選手の何人かは、コパ・アメリカとオリンピック両方を戦うことになる。そのためカルロス・レストレポ監督はペケルマン監督のコーチングスタッフの一人としてコパ・アメリカ大会期間中、ベンチに入ることになった。
「私の役割は基本的に、オリンピックへ出る選手たちの状態をチェックしていくというものだ。それにより、選手たちはより高いモチベーションをもって準備を進めていくことができる。それがオリンピックに臨むチームを強化させることにもなるのだ」
40名の選出はペケルマン監督の考えによるものだが、オリンピック代表メンバーの選出はカルロス・レストレポ監督によって行われる。コパへの準備と平行して、第1次招集23名が4月29日に発表され、5月2日から5日まで合宿を行った。その中には新たに呼ばれた選手も含まれていた。
「招集メンバーを最終的に決定するまで、何人かの新しい選手を試していきたい。クラブにおいては控えであっても、我々にとっては重要な選手となる場合もあるからだ」
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