マンCの新星がトップ下。脅威の攻撃力
5月27日に行われたA代表のマリ戦(1-0で勝利)と6月1日のルクセンブルク戦(1-3で勝利)に向けて26人を選出。そのうちU-23が12人を数え、モーゼス・シモン、アーロン・サムエル(CSKAモスクワ)、アレックス・イウォビ(アーセナル)、アミヌ・ウマル(オスマンリスポル)という4人のFWが含まれた。
特に注目されるのは今季のプレミアリーグで衝撃的なデビューを飾ったイウォビだが、小柄な俊速ウィンガーのシモン、強靭な肉体を押し出すフィニッシュが得意なサムエル、トルコリーグでブレイクしたウマルと、みな楽しみなタレントたちだ。サムエルを1トップの主力として、左右のウィングをイウォビ、シモン、ウマルあたりで競争する構図になりそうだ。
4-2-3-1のトップ下を担うのはマンチェスター・シティのトップチームに名を連ねるケレシ・イヘアナチョだろう。2013年U-17W杯でナイジェリアの優勝に大きく貢献し、ゴールデンボール(大会MVP)にも輝いたアタッカーはドリブル、ラストパス、シュートの全てで攻撃に違いを生み出すことができる。
オーバーエイジのミケルとオナジが中盤を支え、イヘアナチョのトリッキーなパスからイウォビやウマルが絡むフィニッシュは日本のディフェンスにとっても脅威になることは間違いない。
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