オーバーエイジもフル活用を明言
アフリカ王者のナイジェリア五輪代表は準A代表と呼んでもおかしくないメンバーで構成される若き「スーパーイーグルス」だ。U-23の資格を持つ若いタレントが欧州中に広がり、今大会で主力を担いうる選手のほとんどはA代表に招集されているため、本大会で招集されるメンバーは未だベールに包まれている。
ただ、現在考えられる同世代のベストメンバーが集められる可能性が高い。A代表を兼任するシアシア監督は96年のアトランタ五輪から5大会ぶりの金メダルを獲得するため、3人のオーバーエイジ枠を使い切ると宣言。公表はできないが、すでにメンバーを決めていると明かしている。
タレントのバランスや精神的な影響力も考えれば、ボランチに経験豊富なジョン・オビ・ミケルや92年生まれで、攻守を活性化できるオナジ、DFラインの統率力に優れ、SBもこなせるアンブローズか昨年A代表からの引退を表明したエニュアマに代わる新守護神のイケメあたりが有力候補となる。
シアシア監督は4-2-3-1を基本システムとして採用するが、1トップと2列目の3枚に関しては有望なタレントがひしめいており、指揮官としても18人の枠の中で攻撃陣を絞り込むことに頭を悩ませているのではないか。
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