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代表 8年前

金メダル狙うナイジェリア。強力攻撃陣にOAもフル活用、日本の脅威に【五輪対戦国を読む】

8月に開幕するリオ五輪。サッカー日本男子代表と対戦する3ヶ国はどんなチームなのか。各国に精通する記者が分析する。今回は若くして欧州で活躍するタレントを揃え、若年世代では結果を出し続けているナイジェリアだ。(文:河治良幸)

シリーズ:五輪対戦国を読む text by 河治良幸 photo by Getty Images

オーバーエイジもフル活用を明言

ナイジェリア代表
アフリカ王者のナイジェリア五輪代表は準A代表と呼んでもおかしくない【写真:Getty Images】

 アフリカ王者のナイジェリア五輪代表は準A代表と呼んでもおかしくないメンバーで構成される若き「スーパーイーグルス」だ。U-23の資格を持つ若いタレントが欧州中に広がり、今大会で主力を担いうる選手のほとんどはA代表に招集されているため、本大会で招集されるメンバーは未だベールに包まれている。

 ただ、現在考えられる同世代のベストメンバーが集められる可能性が高い。A代表を兼任するシアシア監督は96年のアトランタ五輪から5大会ぶりの金メダルを獲得するため、3人のオーバーエイジ枠を使い切ると宣言。公表はできないが、すでにメンバーを決めていると明かしている。

 タレントのバランスや精神的な影響力も考えれば、ボランチに経験豊富なジョン・オビ・ミケルや92年生まれで、攻守を活性化できるオナジ、DFラインの統率力に優れ、SBもこなせるアンブローズか昨年A代表からの引退を表明したエニュアマに代わる新守護神のイケメあたりが有力候補となる。

 シアシア監督は4-2-3-1を基本システムとして採用するが、1トップと2列目の3枚に関しては有望なタレントがひしめいており、指揮官としても18人の枠の中で攻撃陣を絞り込むことに頭を悩ませているのではないか。

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