ロナウドは重要だが、一人では勝てない
後半には6人メンバーを入れ替えているが、いずれも同じポジションの選手による交代だった。右サイドバックのセドリックに代わりヴィエイリーニャが、センターバックのペペに代わりリカルド・カルヴァーリョが入った。
ジョアン・モウチーニョに代わりレナト・サンチェス、ジョアン・マリオに代わりエデル、ボランチのダニーロ・ペレイラに代わりウィリアム・カルヴァーリョ、そしてクリスティアーノ・ロナウドに代わりナニが入った。この試合に出場しなかったエリゼウは左サイドバック、ラファ・シルバとアドリアン・シルバはミッドフィルダーの選手だ。
また両サイドバックのラファエル・ゲレイロとヴィエイリーニャはその前の攻撃的なポジションもやることができる。
ポルトガルにとって、ユーロで大きな成功を収めるかどうかは、ロナウドの状態にかかっていると言っても過言ではないだろう。フェルナンド・サントス監督はマルカ紙のインタビューにおいて、ロナウドについて話している。
「レアル・マドリーでとても重要な存在であるのなら、ポルトガル代表においてもどのようなものであるか、想像してみて欲しい。まちがいなく同等かあるいはそれ以上の存在である。各シーズン、50~60得点を決めるような選手は常に重要、不可欠である。
いかに重要であるかは計り知れず、言い表せるものではない。だがクリスティアーノは一人では勝てない。それは誰でも同じだ。チームメイトの助けが必要なのだ。彼はレアル・マドリー以上に代表では重要な存在であることはまちがいない」