アルゼンチン代表のヘラルド・マルティーノ監督【写真:Getty Images】
やはり役者が違うのか。アルゼンチン代表のヘラルド・マルティーノ監督は、もはや存在が戦術と化している絶対的エース・リオネル・メッシを絶賛した。11日、アメリカメディア『ESPNデポルテス』が報じている。
コパ・アメリカ・センテナリオに初登場したリオネル・メッシは登場から30分足らずでハットトリックを達成した。アルゼンチン代表にとって第2戦目となったパナマとのゲームは7分に早々と先制したものの、その後試合は膠着状態に。その流れを変えたのは61分に投入されたメッシだった。72分に今大会初ゴールを奪うと、立て続けにゴールを決めハットトリック。チームも連勝で決勝トーナメント進出を決めた。
メッシの活躍に指揮官は「2点目が決まるまでフィジカル的なゲームになってしまっていた。プレーに深みが足りず、個々がアンバランスだった」と試合を振り返り「メッシの投入後、チームは落ち着きだし、全てがうまくいった」と大エースの仕事を称賛した。
また、2試合連続でメッシをメンチスタートさせたことには「彼は合流後、調子はよかった。ただ練習が足りなかったということだ」と説明している。
途中交代にも関わらず、たった一人で試合を変えてしまったメッシ。頼れるエースの復帰がアルゼンチン23年ぶりのコパ・アメリカ制覇への序章となるのだろうか。
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