シュテファン・リヒトシュタイナー(左)とカリドゥ・クリバリ(右)【写真:Getty Images】
チェルシーは、崩壊した守備をテコ入れすべくイタリアから補強を画策しているようだ。
英紙『ザ・サン』は、ユベントスのスイス代表DFシュテファン・リヒトシュタイナーを1200万ポンド(約18億6000万円)の3年契約で狙っていると伝えている。
ユベントスはバルセロナからブラジル代表DFダニエウ・アウベスが加入することが内定していることから、リヒトシュタイナーの出場機会にも影響が出ることになる。
来季からチェルシーの監督に就任する現イタリア代表のアントニオ・コンテ監督はユベントス時代にリヒトシュタイナーを指導しており、獲得を希望しているという。
また、英紙『デイリー・メール』は、ナポリのフランス人DFカリドゥ・クリバリにも狙いを定めていると報じている。
当初、コンテ監督はユベントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチとローマのギリシャ代表DFコスタス・マノラスを新たなセンターバック候補として検討していたが、両選手ともクラブが売却を拒否しているため、別のセンターバックを探すこととなった。
クリバリは仏紙『レキップ』のインタビューで「僕のもとに多くのオファーが届いている。経済的、スポーツ的に視点から正しい判断を下したい」と語っており、移籍を示唆する発言をしている。
チェルシーの他にバイエルン・ミュンヘンもクリバリに興味を示しており、争奪戦を強いられることになりそうだ。
昨季のプレミアリーグではリーグ最少となる32失点で優勝を果たしたチェルシーだったが、今季は自慢の守備が崩壊し、53失点を喫している。それにより順位も10位と低迷し、来季のチャンピオンズリーグ出場権も逃している。
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