バロテッリ(左)とクロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、7月2日から始まる夏季キャンプにFWマリオ・バロテッリを招集したようだ。9日にイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』を含む複数のメディアが報じている。
メディアによって“たらい回し”にされているバロテッリだが、ひとまず古巣へ戻ることになるようだ。期待外れのシーズンを送ってしまったことでミランは買取権を行使しないとみられており、新天地として様々なクラブの名前が浮上している。2017年まで契約が結ばれているリバプールへ戻ることになっている。
バロテッリは、2014年8月にミランからリバプールへ1年間の延長オプション付きの3年契約で完全移籍した。しかし、リーグ戦では1得点と期待外れに終わり、翌年にレンタルで再びミランへと戻っている。
そのリバプールもバロテッリの買い手を探しているようだが、週給8万ポンド(約1230万円)という高年棒とその独特の性格がネックとなり、未だに買い手は現れてはいない。しかしこの古巣への帰還は、同選手にとって昨季の途中に就任したクロップ監督の下で汚名を払拭できるチャンスともなるようだ。
現時点では来季にリバプールでプレーすることになる保証はないとされている。果たしてクロップ監督は、このバロテッリを“スーパーマリオ”へと改心させることができるだろうか。
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