ミランが抱えるマリオ・バロテッリに次ぐ“小悪童”エムバイェ・ニアンが再び問題を起こした。8日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が伝えている。

　ニアンは、家の屋根からそこまで深くはないプールへ飛び込むところを撮影したビデオを自身のインスタグラムへ載せた。それを見たサポーターは、「サッカー選手がこんなことをするなんて何事だ」「チームから出て行け」「ふざけるな」と同選手に向けてSNS上で暴言を浴びせている。

　同選手がこのような騒動を起こしたのはこれが初めてではない。2012年には無免許運転で職質を受けた際に「僕はトラオレだ」とチームメートの名を騙り、レンタル先のモンペリエでも無免許運転で自動車事故を起こし、さらに今年の2月には自動車事故で怪我をし大事なシーズンの後半戦を欠場する羽目となっている。ニアンの負傷はチーム全体にも大きな影響を及ぼし、シニシャ・ミハイロビッチ監督の解任につながった。

　この件を受けて、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは大激怒でニアンへ電話をかけたようだ。SNSを軽率に使用し、そこで怪我をするリスクをも負うという契約違反をしたことで、同CEOは直ぐに同選手に罰金処分を科したことを認めている。

　ミランは、今年の1月にニアンに対してプレミアリーグの様々なクラブから強い関心が届いていたにもかかわらず、そのあらゆるオファーを断ったようだ。しかし、今回の件で同選手を売却する可能性が浮上したようである

　カーンから17歳で加入して以来なかなか人間的に成長しないニアン。今季の後半戦を棒に振った後のこの軽率な行為は、火に油を注ぐ行為となってしまったようだ。

【了】