かつてミランを指揮したインザーギ監督【写真:Getty Images】
“ミランのレジェンドの1人”として知られるフィリッポ・インザーギ氏が、1年ぶりに監督業を再開することになった。7日にイタリアリーグ3部のベネツィアが発表している。
インザーギ氏は2014年6月にミランの指揮官に就任。しかし、期待に添えることができずにそのシーズンを10位で終え、1シーズン限りで解任された。
一方で、かつて元日本代表の名波浩氏や元ウルグアイ代表のアルバロ・レコバ氏が在籍していたことで知られているベネツィアは、ボローニャを買収したアメリカ人実業家のジョー・タコピーナ氏をはじめとする投資家グループによって昨年に買収された。
そして今季は、1シーズンで100ゴール以上を決める見事な攻撃力を誇り、4部リーグから3部リーグへの昇格を果たしている。
ベネツィアは、「ファーストチームの指揮官としてフィリッポ・インザーギ氏を迎えることで合意に至ったことを報告します」と公式サイトで発表した。契約期間は2年間で、今月8日の現地時間12時に発表記者会見を行うことを伝えている。
さらに、今月の終わりまで契約が結ばれていたにもかかわらず、契約期限が切れる前にインザーギ氏の招聘を発表することを許可したミランに対して感謝の気持ちを述べた。
指揮官としての経験を積むためにカテゴリーの低いチームから再出発を図ることになったインザーギ監督。大きな野望を持つこのクラブを2002年以降遠ざかっているセリエAへ導く旅が始まった。
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