スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督【写真:Getty Images】
EURO開幕を目前に控えた今なお、スペイン代表は“GK問題”では白熱している。7日、スペイン紙『マルカ』が報じた。
3連覇を狙うビセンテ・デル・ボスケ監督は、スペイン国内でも話題になっている正GK問題について決めかねている。「グルジアとのテストマッチにはデ・ヘアが先発する。カシージャスはその前の韓国戦に先発している。現時点で言えるのはここまでだ。今は決断を言うべきではない」と述べ、「最終決定の時はやがてやってくる」と言葉を濁している。
また、初戦でぶつかるチェコ代表について「チェコが勝ったロシアとの親善試合をチェックした。知り尽くしている相手だ。よく組織されたチームで、簡単な試合にはならない」と警戒を強めた。
「すべての選手に刺激を与えている。2試合の親善試合を経て、11人を選ぶだろう」と述べたデル・ボスケ監督。層が厚く選択肢が多いのは贅沢な悩みだ。特に世界トップのGK2人が繰り広げる争いは、多くのファンが注目しているところだ。
果たして6月13日の初戦のピッチに立つのはどちらか。指揮官の決断が待たれる。
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