長友佑都【写真:Getty Images】
日本代表は4日、愛知県内で練習を行った。
7-2で勝利したブルガリア代表戦の前半は選手間の距離が近く、ボールもスムーズに動いていた。長友佑都は自身が高い位置を取ることで一列前の清武弘嗣を中でプレーさせることができたという。
「キヨが中に入って、(香川)真司とか岡崎(慎司)とかと一緒にすごく近い距離でいいパス回しができた。僕が幅を取る形ができていたし、すごく連動していた」
ボスニア・ヘルツェゴビナとのキリンカップ決勝は本田圭佑と香川を欠く可能性もある。2大エース不在の状況について長友は「真価が問われる」と話す。そして、今後へ向けたシミュレーションとしたい構えだ。
「これからも2人がいない場面が出てくる可能性がある。それが最終予選の本当に厳しい戦いの中で起こり得ることも。今回それを試せると意味では、僕は良かったんじゃないかなと。もちろん彼らがいてくれれば心強いが、彼らだけに頼っていたら日本代表の底上げや成長には繋がらない」
ブルガリア戦で代表通算89キャップとし、三浦知良と並んだ。ボスニア戦に出場すれば、日本サッカー界のキングを抜き、90試合目となる。
「すごいですね、90かあ。結構、出ましたね(笑)、年取ったんだなと思います」と笑顔を浮かべた。そして、「若い選手に負けずに走ること。それだけは負けたくない。自分のストロングポイントだから、そこはチームのために貢献したいと思う」と、長友はまだまだ全力でピッチを駆けることを誓った。
(取材:元川悦子)
【了】