正GK奪取へ意気込む川島永嗣【写真:Getty Images】
キリンカップに臨む日本代表は1日、愛知県内で公式練習を行った。 一時期は無所属の状態が続いた川島永嗣だが、新しい環境で揉まれながら日々、研鑽を積んできた。
「自分のできることは、やはりどれだけ確率を高くやれるか。どれだけリスクを背負って難しいボールを取れるかっていう部分にチャレンジしている。そういう意味で自分の体に染み込ませてやってきているし、それを自然体で出せればいいのかなと」
今回は川島のほか、西川周作、東口順昭がハリルジャパンのGKとして招集されている。現時点で、ロシアW杯アジア最終予選の正守護神は決まっていないようだが、川島は「チャンスをもらうことができれば、それを生かさなければいけない」と常に準備しておく構えだ。
そして、「今の自分はそういうのを勝ち取っていかなきゃいけないポジションにいる」と必ずしも自身がGKのファーストチョイスでないことも感じている。キリンカップ第1戦目となるブルガリア戦は、川島はもちろんチームとしても貴重なテストの場だ。
「ゲームの中でチャレンジしていかないといけない。消極的にならず、自分たちがそういう相手に対しても攻守で常にアグレッシブに仕掛けていければ」
W杯を2大会戦った経験はチームにとって非常に価値があるもの。常に積極的にプレーする川島の姿勢が、ハリルジャパンに好影響を与えるはずだ。
(取材:元川悦子)
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