本田圭佑【写真:Getty Images】
キリンカップに臨む日本代表は1日、愛知県内で公式練習を行った。
会見の場でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、3日のブルガリア戦に本田圭佑が出場しないことを明かした。
本田自身も「ちょっとまだ痛みがあるんで、初戦は出ない」とし、2戦目に関しても「治り方次第ですね」と話すにとどめた。
負傷した左膝の状態が気になるところだが、日本の大黒柱は「怪我するたびに思うのは、いい機会だなということ」とこうした事態もポジティブに捉えている。
「サッカーをしているだけでは取り組むことのできないトレーニングができる。その辺は改めて左右のバランスとか、自分の筋肉状態を見ることができる。見直している最中と言うか、それは来季に向けても言えることというか」
主力を負傷で欠くのは痛いが、いつまでも背番号4に頼ってばかりではいられない。そのことを最も感じているのは、他ならぬ本田である。
「僕が入るか入らないかでそんなに左右しているようじゃ、2年後のワールドカップも結果を残せないでしょうから、むしろ違うプランでは『こっちの方がいいよな』というくらいのものが見たい。オプションとしては数が少なすぎると感じているので、そういう期待を込めて外から見たいなと」
エース不在のハリルジャパンは、ブルガリア相手にどのような試合を見せるか。本田抜きの状態で結果を残すことが、チームの底上げにつながっていく。
(取材:元川悦子)
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