マンチェスター・ユナイテッド時代の香川真司【写真:Getty Images】
ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が英紙『フォー・フォー・トゥー』のインタビューに答え、マンチェスター・ユナイテッド時代のことを振り返った。
香川は2012/13シーズンにドルトムントからサー・アレックス・ファーガソン氏が率いるユナイテッドへ移籍。シーズン前半はけがによる欠場は続いていたものの、リーグ戦20試合に出場して6得点4アシストを記録し、日本人選手として初めてプレミアリーグ優勝を経験した。
しかし、翌13/14シーズンにデイビッド・モイーズ氏が監督に就任すると、スタイルのフィットに苦しんでしまった。香川は、ユナイテッドでプレーしていた当時のことについて、次のように語っている。
「あの時は24歳か25歳でまだ若かった。いろんな経験ができたし、成長にもつながった。何も心配することはなかったし、自分がベストを出すことに集中していた。ユナイテッドのようなクラブで成功するためには僕のような小さな選手でも毎日闘わないといけない。今となってはドルトムントも同じだけどね。このレベルでどうやったら成功できるのか毎日挑戦することに集中していた。メンタルも強くないといけなかった」
今季のプレミアリーグは、日本代表でチームメイトである岡崎慎司が所属するレスター・シティが優勝した。“奇跡”と呼ばれる優勝を果たしたレスターで活躍した岡崎は、香川に次いでプレミアリーグを優勝した2人目の日本人選手である。
「ユナイテッドではベストなパフォーマンスを見せられてなかったから、僕の時とは少し違いますね。だけど、彼がこの優勝に大きく関わったのは素晴らしいことです」と、岡崎の功績を称えた。
ドルトムント、レスターともに来季はチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得しており、同じグループステージに組み分けられる可能性もあるが、香川は「もちろん彼とCLで対戦したい」と岡崎との対戦に期待を寄せた。
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