中国のクラブからも興味を持たれているアテム・ベン・アルファ【写真:Getty Images】
リーグアンのニースに所属するフランス代表MFアテム・ベン・アルファが、中国のクラブから巨額オファーを受けていたようだ。29日にフランスメディア『leJDD』が報じている。
ベン・アルファは昨年夏にニースに加入し、今季は公式戦37試合出場で18得点6アシストを記録していた。その活躍もあり、昨年11月に行われたドイツ代表やイングランド代表との試合で代表復帰を果たしている。
また、ベン・アルファは18クラブから関心を寄せられていることを明かしていた。その中に、リヨンやパリ・サンジェルマン、バルセロナが含まれているとされているが、今回は中国のクラブからオファーを受け取っていたことを明かしている。
「今年2月に中国のクラブが、僕が今までに受け取ったことのない最高のオファーを提示してきたよ。年俸1250万ユーロ(約15億5000万円)の3年契約オファーだ。でも、お金は僕にとってエンジンではない。今の所、僕の意識はそちらに向いていないよ。僕の周りの人々は、考える時間を取らなかったことに驚いたみたいだけどね。僕がそれを受け入れたと仮定して、幸せになったと思うかい? まだ、僕はそれに誘惑される段階にはないよ」
一方で、英メディア『SBS』に対しては自身の夢について語っている。
「僕はずっと前からリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドのレベルに達したいと思っている。僕はまだ、それを達成するために数年残されているし、それが夢なんだ。僕はまだベストの状態ではないけど、それは可能だと思っているし、今は24歳か25歳の感覚だよ。もうすぐベテランの域に達するけど、もっと成長すれば次のステップに移れると思っている」
天才的なドリブルセンスを持ち、メッシのような仕掛けを得意とするベン・アルファ。同選手も「メッシと僕には多くの類似点がある」と語っており、メッシのプレースタイルを意識しているようだ。ニースとの契約は今年6月に切れるため、ベン・アルファを巡って大規模な争奪戦が展開されることになりそうだ。
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