診断
補強診断結果 B
派手な動きを見せなかった今季、唯一の大物選手がインテルから加入したマテオ・コバチッチだったが、出場25試合(スタメン8試合)とレギュラー陣を全く脅かすことなく、期待外れのままリーガ初年度を終えたのは誤算だった。
その一方で、カゼミーロ、DFダニーロのポルトからの加入組は共にいい働きを見せ、バスケスもスーパーサブ的役割を果たすなど、地味ながらも今季の補強が的確であったと評価できる。
総合力診断 A
全てジダンのために用意されていたストーリーかと思えるほどの流れだった。いずれにせよ、ベニテス期の迷走を思えば、最終的に欧州王者の称号を得たという事実は成功以外の何物でもない。
(文:高橋康光)
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