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Jリーグ 9年前

磐田・小林祐希、24歳での代表初招集。「19歳で入る予定だった」。5年の遅れと5月の飛躍

キリンカップに臨む日本代表メンバーが26日に発表され、ジュビロ磐田の小林祐希が初選出された。“プラチナ世代”の左利きMFは、10代の頃から将来を嘱望されており、24歳での代表初招集は遅かったようにも思える。「5年くらい遅れている」と語るサックスブルーの背番号4は、その「遅れ」を取り戻すべく“勝負の5月”に臨んでいた。(取材・文:青木務)

text by 青木務 photo by Getty Images

「驚きが半分、半分は冷静だった」

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日本代表に初招集されたジュビロ磐田の小林祐希【写真:Getty Images】

「5年くらい遅れていますね。幼稚園の時の目標では、19歳でA代表に入る予定だったので」

 ジュビロ磐田で印象的な活躍を見せていた小林祐希が、ついに日本代表のジャージーに袖を通すことになった。ハリルジャパンへの初選出が発表された26日、多数の報道陣に囲まれたレフティーは「驚きが半分、期待していた分『入ったか』というので半分は冷静だった。そんなに超びっくり、という感じではなかった」と喜びを表現した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、小林の攻撃面でのクオリティを高く評価しつつも「守備で頑張るというところがない」と厳しい評価も与えている。これについて小林は「対人をやらせたら抜かれない。要求には絶対に応えると、強気でやる」と意気込む。

 そして、守備面でも貢献できることを示した上で「コイツの攻撃のところはスーパーだと思わせればいい」と特徴も存分に披露するつもりだ。

 もっとも、その類まれな能力の一端はすでに指揮官にも証明済み。5月21日、J1第13節のヴァンフォーレ甲府戦ではハリルホジッチ監督の目の前でゴールを演出し、自らもネットを揺らした。『小林祐希』という存在を知らしめ、日本代表への道を切り開いた。

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