「若手は21歳まで」。吉田麻也の指摘
6月のキリンカップ2連戦(3日・ブルガリア戦=豊田、7日=デンマークとボスニア・ヘルツェゴビナのいずれか=吹田)に向け、24日の日本代表欧州組合宿も4日目に突入。
この日午後からは本田圭佑(ミラン)と香川真司(ドルトムント)の2枚看板が揃って合流し、一足先に練習に加わった原口元気(ヘルタ)、岡崎慎司(レスター)、トゥーロン国際トーナメントを離脱して合流した浅野拓磨(広島)とともに総勢5人で2時間近く汗を流した。本田、香川、岡崎という日本の3大得点源が勢揃いし、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の士気も一段と高まった様子だった。
その指揮官だが、26日のメンバー発表会見でACL日本勢全滅の要因を問われて「この5年間で本田や真司が海外に行ったが、彼らを超える日本人選手が出てきていない」と若手台頭の遅れをズバリ指摘した。長谷部誠(フランクフルト)も以前から「若手の突き上げが足りない」と繰り返しコメントしているように、その問題は日本代表主力メンバーにとっても深刻なテーマになりつつある。
今回のキリンカップでは小林祐希(磐田)、大島僚太(川崎)の2人が初招集され、リオデジャネイロ五輪世代が遠藤航(浦和)、浅野拓磨(広島)と大島含めて3人になった。しかし小林は24歳、遠藤と大島は23歳、浅野が21歳と10代選手は1人もいない。吉田麻也(サウサンプトン)が「若手というのは僕の中では21歳くらいまでかな」と発言していた通り、世界的に見れば決して若いとは言えない。