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U-23日本、イングランドに完封負け。1勝3敗でトゥーロン国際終戦

text by 編集部 photo by Getty Images

日本代表
U-23日本代表はU-21イングランド代表に完封負け【写真:Getty Images】

【日本 0-1 イングランド トゥーロン国際大会グループステージ第4節】

 リオデジャネイロ五輪でメダル獲得を目指すU-23日本代表は現地時間27日、トゥーロン国際大会のグループステージ最終戦でイングランドU-21代表と対戦した。

 DFに故障者が相次いで緊急事態の日本だったが、この試合の直前に三浦が負傷してしまいメンバーから外れた。そのため身長169cmで本職はボランチの喜田がセンターバックとして起用された。

 一方のイングランドはプレミアリーグで活躍する選手がスタメンに名を連ねた。アーセナルのチャンバースがキャプテンマークを巻き、サウサンプトンで吉田麻也とともにプレーするターゲットが左サイドバックに。アストン・ヴィラで将来を期待されるグレイリッシュも先発した。

 試合が動いたのは15分、右サイドからペナルティエリアに侵入したスウィフトが三丸に倒されてPKを獲得。それをフィテッセで太田宏介と同僚のベイカーが落ち着いて決め、イングランドが先制した。

 日本の最初のシュートは26分、オナイウによるものだった。疲労の色が濃くなかなかチャンスを作れない日本は33分にもチャンスを作る。バイタルエリアでボールを受けた南野が中央へドリブルで持ち込む。しかし決定的な場面で放たれたシュートは枠の上へ外れた。

 後半、なんとか同点に追いつこうと攻勢に出た日本は原川、富樫、前田、鎌田といった攻撃的なカードを次々に切っていったが、最後までフィニッシュの精度がともなわず。プレミアリーグで活躍する選手たちを投入して追加点を狙ってきたイングランドをPKのみの1点に抑えたものの0-1で敗れた。

 この結果、U-23日本代表はグループステージ1勝3敗となりトゥーロン国際大会敗退が決まった。多くの負傷者だけでなく攻守にたくさんの課題が出た今大会。リオデジャネイロ五輪に向けて不安は募るが、おぼろげながら成功への道筋が見えた大会にもなった。

【得点者】
15分 0-1 ベイカー(イングランド)

【了】

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