診断
補強診断結果 A
ユベントスが更なる飛躍を目指すのならば、MFの補強だろう。主力のMFポール・ポグバ、ケディラ、マルキージオは、たしかに世界屈指の“トリオ”だ。しかし、マルキージオが十字靭帯損傷の復帰を考慮すると、冬まで待たなければならない可能性が高い。
ユベントスが獲得を熱望するローマのMFミラレム・ピアニッチは、プレミアリーグのビッククラブが同様に興味を寄せる。バレンシアのMFアンドレ・ゴメスも有力な候補といえる。両選手は、アッレグリ監督が来シーズンのCLで成功を収めることを助けることのできるクオリティを有する選手だ。
最後に、DF陣に触れたい。左サイドバックはA・サンドロという宝物を発見したが、右側のリヒトシュタイナーの代役について考え始める時期に来ている。主な候補者は、アッレグリ監督がミラン時代に指導していたロッソ・ネロのDFマッティア・デ・シリオが有力視されている。
おそらくCBを1人獲得する可能性がある。クラブはカセレスを残しておきたいはずだが、今シーズンに負った怪我を考慮すると可能性は低いだろう。バイエルンのDFメディ・ベナティアが最有力候補だ。
総合力診断 A
ユベントスはマドリー、バルセロナ、バイエルン、パリ・サンジェルマン、またはプレミアリーグのトップクラブほどの資金力はない。しかし、経営の安定性やクラブに関わるすべての人と質のおかげで、ユベントスの将来は今後も明るいようにみえる。少なくとも今シーズン、それを示した。
(文:チェーザレ・ポレンギ)
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