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セリエA 8年前

ユベントス、イタリア絶対王者に。主力放出の暗雲切り拓いた新しい才能【15/16シーズン査定】

シリーズ:15/16シーズン査定 text by チェーザレ・ポレンギ photo by Getty Images

来シーズンの補強

エディソン・カバーニ
モラタの代役候補は、FWエディソン・カバーニ【写真:Getty Images】

 ユベントスの今シーズン最後の得点は、コッパ・イタリア決勝でクアドラードのアシストからFWアルバロ・モラタによってもたらされた。皮肉なことに彼らは、チェルシーとレアル・マドリーに“返却”される選手たちだ。そして、その可能性が限りなく高い。

 クアドラードは嬉しい誤算ともいうべき戦力だったが、彼の役割はサッスォーロのFWドメニコ・ベラルディで充填できるだろう。セリエAで3シーズン、38得点を記録した新鋭にかかる期待は大きい。

 一方で、モラタの代役は困難を極める。セリエAの2シーズンで63試合、15得点の記録は「並の選手」だ。しかし、CLの舞台ではユベントスを牽引する、頼もしい“才能”になる。

 昨シーズンのCLで、大一番で得点を重ね12年ぶりの準優勝に貢献。今シーズンも沈んでいたチーム状態ながらシティ戦で得点し、勝利に導いている。バイエルン戦でもアシストを記録し、チームに勢いをもたらしていた。

 モラタの代役候補は、FWエディソン・カバーニだ。2012/2013シーズンではセリエAで得点王に輝いているが、欧州の舞台では足跡を残せていない。そのため、カバーニは第一候補から外れるかもしれない。

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