売却に近づくグラナダ【写真:Getty Images】
昨冬サッカー移籍市場で猛威を振るった中国資本による“爆買い”だが、既にターゲットはクラブに及んでいるようだ。24日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』を含む複数のメディアが報じている。
今季リーガエスパニョーラを16位で終え残留に成功したグラナダは、“デスポーツ”という中国の巨大なスポーツマーケティンググループとクラブ売却で合意に至ったと報じられている。
取引額は3700万ユーロ(約45億円)になる見込みで、数日前にオーナーであるジャンパオロ・ポッツォ氏の息子であるジーノ・ポッツォ氏によってロンドンで合意の署名がされたと伝えている。仲介人は、ジョゼップ・グアルディオラ監督の弟ペレ・グアルディオラ氏の企業メディア・ベース・スポーツだったようであり、すでにデスポーツと取引中であるようだ。
ウディネーゼのオーナーでもあるポッツォ氏は、2009年に財政難で倒産の危機に立たされていたグラナダと業務提供を結び、同クラブのオーナーに就任した。そこから2シーズンで1部に昇格するも、その1部では最高で15位と5シーズン連続で過酷な残留争いを強いられている。
先日には、イングランドのアストン・ヴィラが中国企業への売却されたばかり。これからはますます中国系企業がサッカー界への進出を図って来そうだ。
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