アトレティコを絶賛するリッピ氏【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)とワールドカップを制した名将マルチェロ・リッピ氏はCLファイナルを戦う両チームのうち、よりアトレティコに親近感を感じているようだ。24日、スペイン紙『アス』が報じている。
CLファイナルが近づき、多くのサッカー識者がコメントを述べる中で、ユベントスを欧州王者に導いたイタリア人指揮も口を開いた。自身のユベントス時代の教え子でもある、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督には「ジダンは唯一無二で、彼のような人間は他にはいない。彼は望んだことができるし、これからもずっと別格だ。ピッチの内外で完璧だ」と称賛している。
一方のアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督には「チョリスモ(シメオネ主義という造語)は彼の魅力が詰まったスタイルだ。彼の哲学や、彼の非常に具体的で明確な能力を理解した、シメオネ・チルドレンたちが非常によく機能している」とこちらも称賛し、「彼は選手時代もそういう人間たったし、今は指導者としてもそうあり続けている」と述べている。
そして、アトレティコのサッカーを「いいディフェンスをするし好きだ。非常に気持ちのいい”カルチョ”を見せている」と絶賛。「私にとって彼らのサッカーは流行遅れでもないし、アンチ・フットボールでもないのだ」と時に批判も受けるアトレティコのサッカーに対し肯定的な見解を述べている。
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