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FC東京、ラスト3分で初のACL8強ポロリ。上海上港が劇的ゴールで準々決勝へ

text by 編集部 photo by Getty Images

上海
上海上港がACLベスト8へ【写真:Getty Images】

【上海上港 1-0(2-2) FC東京 ACL決勝トーナメント1回戦2ndレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦2ndレグが24日に行われ、FC東京はアウェイ中国に乗り込んで上海上港と対戦した。

 1週間前の1stレグに2-1で勝利していたFC東京だが、アウェイゴールを1つ与えているため決して有利な状況ではない。そのためスターティングメンバーも本気モードで上海上港に挑む。

 しかし、前半から試合はホームの上海上港ペース。FW登録の選手を4人並べ、エウケソンやコンカら豪華攻撃陣が次々にFC東京ゴールに襲いかかる。

 それでもなんとか耐えたFC東京は上海上港に得点を許さず0-0のまま前半を終えた。ホームスタジアムを埋めた観客のまるで騒音のような大声援が鳴り響き、完全アウェイで劣勢に立たされる。

 後半もFC東京守備陣は魂のディフェンスでゴールを死守する。66分、ルー・ウェンジュンの浮き球パスに反応したウー・レイがペナルティエリア内に侵入してシュートを放ったが、至近距離まで詰めていたGK秋元がファインセーブを見せて得点を許さない。

 1点奪えばその時点でベスト8進出がグッと近づく上海上港は、最後まで猛烈な勢いでFC東京ゴールをこじ開けようと攻め続ける。88分のチャンスはDFにクリアされてしまい得点にはならない。だが、後半終了直前にドラマが待っていた。

 90分、上海上港はエウケソンのシュートのこぼれ球に反応したウー・レイが劇的ゴール。FC東京にとってはあと数分でクラブ史上初のベスト8進出が決まっただけに、悪夢の失点となってしまった。ウー・レイは1stレグでもチーム唯一のアウェイゴールを決めており、1人でチームを窮地から救って見せた。

 後半アディショナルタイム3分間で1点でも奪えば立場は逆転したが、90分間押し込まれ続けたFC東京に反撃するだけの力は残されていなかった。この結果2戦合計スコアが2-2となり、アウェイゴール1つの差で上海上港がACL準々決勝進出を決めている。

【得点者】
90分 1-0 ウー・レイ(上海上港)

【了】

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