診断
補強診断結果 B
夏に唯一補強したチェフはさすがの安定感に加えてチームに経験をもたらすなど、不可欠な存在となっている。また、無名だったエルネニーの発掘もチームのプラスになった。
しかし、心もとないFW陣に新たなストライカーを加えなかったことはマイナスポイントとせざるをえない。また、守備陣も決して十分な陣容とはいえず、もう少し層を厚くしたいポジションだった。
総合力診断 B
図はシーズン終盤戦の主なフォーメーション。基本的にはジルーが先発していたが、終盤戦一部の試合ではウェルベックが先発出場することもあった。また、エルネニーは中盤で、イウォビは左サイドでそれぞれ出場機会を掴んだ。
シーズン全体としては、チェルシーやマンチェスター勢が脱落していく中で期待の高まっていたリーグ優勝を逃したことへの失望の方が大きかったはず。
チェフやコシエルニー、アレクシス・サンチェスやメスト・エジルなどリーグ屈指の名手を揃えているが、リーグを制するにはチーム全体としての層に不安は残った。
(文:今関飛駒)
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