注目の的、ベン・アルファは予備登録に
5月12日、EURO2016に向けたフランス代表メンバーが発表された。
20時のニュース内でデシャン監督の口から発表されたのは、23人の正メンバーと、リザーブ8人の計31人。
正メンバー:
GK ウーゴ・ロリス、スティーブ・マンダンダ、ブノワ・コスティル
DF ラファエル・ヴァラン、ロラン・コシールニー、エラキム・マンガラ、ジェレミー・マテュー、パトリス・エブラ、バカリ・サニャ、クリストフ・ジャレ、ルーカス・ディーニュ
MF ポール・ポグバ、ブレーズ・マテュイディ、ラサナ・ディアラ、エンゴロ・カンテ、ヨアン・キャバイエ、ムサ・シッソコ
FW アントワン・グリーズマン、ディミトリ・パイエ、アントニー・マルシアル、キングスレー・コマン、オリビエ・ジルー、アンドレ・ピエール・ジニャック
リザーブ:
アルフォンス・アレオラ、ハテム・ベン・アルファ、ケビン・ガメイロ、アレクサンドル・ラカゼット、アドリアン・ラビオ、モルガン・シュナイデルラン、ジブリル、シディベ、サミュエル・ウムティティ
ほぼサプライズはなかった。
世間が注目していたのは、ハテム・ベン・アルファが入るかどうか。今季ニースで大活躍した彼にはコアなファンも多く、視聴者からの投票で選ばれるEUROSPORTの年間アワードでは最優秀選手にも選出された。
しかし昨年11月、3年3ヶ月ぶりに招集された親善試合で、彼はまったく持ち味を発揮できなかった。
ニースでの伸び伸びと、持てる才覚を存分に出し切る清々しいプレーは鳴りを潜め、周りのペースを乱さないよう、邪魔にならないよう、と遠慮しながらプレーしているように見えた。
それが逆効果であったのは当然で、とくに先発出場だったイングランド戦でハーフタイムに交代を告げた時点で、デシャン監督の見極めは済んでいたように思う。