本田 守備で貢献もチャンス作れず
コッパ・イタリア決勝から一夜明けた22日、地元紙は本田圭佑に対して概ね及第点の評価を与えていた。献身性のみならずスピードにも評価があったが、プレーの正確性とチャンスの創出の乏しさについては批判を受けていた。
以下は各紙の評価及び評点。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 6
「大胆不敵にもポグバを困らせ、DFラインに下がって守備をさせるまでに追い込んでいた。前半はいいプレーをしたが、その後はペースを落とす。実際彼は、28回ボールをロスト。ほぼ1回に3回の割合だった」
『コリエレ・デッロ・スポルト』 6
「多大な犠牲を払ったが、その分ゴール前での輝きを失った。前半にはゴールのチャンスが2度あったものの、活かせていなかった」
『トゥットスポルト』 5.5
「ミハイロビッチ(前監督)の側近だったが、ブロッキ監督になってから最初の2試合は戦力外措置を受ける。だが戦力に乏しいチーム事情の中で、再び使われることとなった。しかし残念ながら、決定的なことは全くできていない」
『コリエレ・デッラ・セーラ』 6
「よく動き、また犠牲を払っていた。そして緊張感に溢れていたが、精度では評価を落とした」
『ラ・レプッブリカ』 6
「犠牲の払い方も知っているし、スピードに乗って攻撃する術も知っていた。だが右足をどう使っていいのかを分かっておらず、プレーは制約されていた」
(文:神尾光臣【ミラノ】)
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