スタジアムの外ではこのようなマフラーが数多く売られているが…【写真:Getty Images】
トリノの財務警察がユベントスの偽造品を製造していた3つの会社を突き止め摘発した。イタリア紙『トゥットスポルト』が21日付けで伝えている。
財務警察は、トリノ県とペルージャ県とブレシア県から3つの偽造グッズ製造会社と1つの貿易会社を特定したようだ。同紙によるとそれらの会社はファンの要求を満たすために主要なスポーツイベントに関連した偽造ユニフォームやパンツ、マフラー、クッションといった衣類やグッズを計画的に製造していたという。
それらの商品の中にはユベントスのリーグ優勝や、現地時間21日に行われるミランとのコッパ・イタリア決勝戦に関連した商品もあったようだ。財務警察はそこから200万ユーロ(約2億5000万円)に相当する8万5000個の偽造商品を押収し、それらを販売および生産した罪で11名を告発したと同紙は伝えている。
イタリアに限らず、欧州ではスタジアムの傍に設けられた露店などでオフィシャルではないファングッズが売られている。今回の摘発は氷山の一角に過ぎず、今後も同様のケースが簡単になくなることはないだろう。
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