ミランとユベントスはコッパ・イタリア決勝で対戦した【写真:Getty Images
【ミラン 0-1 ユベントス コッパ・イタリア決勝】
ミランとユベントスは現地時間21日、コッパ・イタリア(伊杯)決勝戦で対戦した。
今季のセリエAを7位で終えたミランは、優勝すれば来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を手にできる。
対するユベントスはセリエAで5連覇しており、コッパ・イタリアは前回大会でも優勝している。2連覇となれば、史上初めて2シーズン連続で両大会2冠を達成するチームとなる。
日本代表FW本田圭佑は予想通り4-3-3の右サイドで先発出場。ミラン移籍後はいまだタイトル獲得がなく、勝利すればイタリアで初めてのタイトルとなる。
最初のチャンスはミラン。13分、ジャコモ・ボナベントゥーラがエリア内からシュートを狙うが、枠を捉えられず。その後もマッティア・デ・シリオやボナベントゥーラがミドルシュートを放つが枠を捉えられない。
39分には本田のラストパスからアンドレア・ポーリが狙うも得点を奪うには至らず。
前半は両者ともに決定機はなく、スコアレスで前半を終える。ミランは6本のシュートを放ったのに対し、ユベントスは前半に1本もシュートを打つことができなかった。
後半もユベントスはなかなか攻撃の形を作れず、決定的なチャンスを作り出すことができない。一方のミランもシュートの精度を欠いてしまい、得点を奪えない。
73分にはユベントスのステファン・リヒトシュタイナーがヘディングシュートを放ち、その直後にはミランのカルロス・バッカがミドルシュートを狙うが、スコアレスのまま試合が進む。
結局90分を経過しても両チームに得点は生まれず、試合は延長戦に突入する。延長前半終了間際にユベントスのポール・ポグバが強烈なミドルシュートを放つが、ミランGKジャンルイジ・ドンナルンマがきっちりセーブした。
ここでも得点はないまま延長戦後半へ。ユベントスはアルバロ・モラタを投入するが、この采配が的中する。フアン・クアドラードのクロスからモラタが冷静にシュートを決め、ようやく得点が動く。
その後もミランは反撃に出るが、同点弾を奪う時間が残されておらず。120分に及ぶ激闘はモラタの一撃でユベントスに軍配が上がった。
ユベントスはセリエAに続いてコッパ・イタリアも制覇。を連続で両大会2冠を達成した史上初のチームとなった。
【得点者】
110分 0-1 モラタ(ユベントス)
【了】