フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトは現地時間19日、1部2部入れ替え戦でニュルンベルクと対戦した。
前半終了間際にオウンゴールで失点してしまったフランクフルトだが、後半に追いつき、ホームでの第1戦は1-1の引き分けとなった。長谷部は先発フル出場を果たしている。
入れ替え戦はアウェイゴールルール適用のホーム&アウェイ形式で行われる。アウェイゴールを与えて引き分けというスコアは、残留を目指すフランクフルトにとって決して最高の結果ではない。
試合後、長谷部はこの結果について「もちろんゼロで抑えられる分には抑えたかったですけど、これでアウェイに行って間違いなく1点は取らないと結果(=残留)はついてこない。ホームだったので前からガンガン行きましたけど、アウェイではやはり多少違う戦い方になると思うので、後ろはしっかり我慢していい形に持っていく必要がある」と述べた。
しかし、長谷部はこの結果にも下を向くことはなく、残留に向けて強い意気込みを見せている。
「もちろん失点ゼロというのはかなり言っていましたし、それは言われなくてもっていうぐらい大事なことですけど、そんな中で失点してしまったというのは結果としてしょうがないので、とにかく2試合の前半が終わったという感覚で、勝利を狙っていきたいと思います」
2013/14シーズンにニュルンベルクでプレーしていた長谷部にとって、この入れ替え戦は古巣との一戦となっている。シーズン後半は負傷で長期離脱していたため、ニュルンベルクの本拠地でプレーするのはおよそ2年半ぶりとなる。
アウェイでの第2戦で、フランクフルトは勝利するか2得点以上を奪っての引き分け(2-2、3-3など)のスコアで終えれば1部残留が決定する。しかし、敗戦または0-0であれば11/12シーズン以来となる2部降格が決まってしまう。
(文:今関飛駒/取材:河治良幸【フランクフルト】)
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