イタリア杯決勝に挑む本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表のMF本田圭佑は、現地時間の21日に行われるユベントスとのコッパ・イタリア(イタリア杯)の決勝戦で3トップの一角として先発する可能性が高いようだ。19日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ミランのクリスティアン・ブロッキ監督は、これまで採用して来たトップ下を置くゲームシステムから自身初となる4-3-3へフォーメーションを変更するつもりのようだ。同監督は、唯一のストライカーであるカルロス・バッカを本田とイタリア代表のMFジャコモ・ボナヴェントゥーラにサポートさせるつもりだと同紙は予想している。
そしてブロッキ監督は、MFクラウディオ・マルキジオとMFサミ・ケディラを怪我で失っているユベントスの中盤に対抗しようと試みるために、早い段階で能率的な4-5-1に近い形へ変形させる可能性があるようだ。そこで、本田とボナヴェントゥーラには、攻撃的というよりも慎重なゲームシステムの戦術的な上下への振り子役としてのプレーが求められているようである。
今季のセリエAを7位で終えたミランは、コッパで優勝できなければ来季のヨーロッパリーグ出場権を得られない。果たしてブロッキ監督は、初めて採用する3トップを上手く機能させることができるだろうか?
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