フェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】
ユーロ2016のスペイン代表入りを逃したアトレティコ・マドリーのFWフェルナンド・トーレス。代表への夢が絶たれた今、彼の眼はチャンピオンズリーグ(CL)ファイナルへと向けられている。18日、スペイン紙『アス』が伝えている。
代表落ちについて、トーレスは「2年間遠ざかっていたから、何の驚きもなかった。今はひとりのファンとして、代表のユーロ3連覇を期待している」と述べ、「代表メンバー発表の後、誰も僕に連絡をしてこなかった。でも何の問題もない。これもサッカーの一部だし、僕には何の影響もなく、何も心配していない」と精神的なダメージがないことを強調している。
それよりも彼の気持ちはCLファイナルに向いている。「僕たちは一生でそう何度もないチャンスを前にしている。3年で2度のファイナル進出は想像できなかった。僕らはアトレティコの歴史になかった1ページを書くチャンスがある。ハッピーなファイナルにしたい。人生を通じていつかこの時を夢見ていた」とチェルシー時代にCL制覇を経験しているトーレスだが、やはり心のクラブでの優勝は彼の悲願なのだろう。
宿敵レアル・マドリーとの対決に関しても「ダービーというライバル意識はあるが、今回は少し違う。とにかく結果が大事。これまでの試合はもう全て何の意味もない」と目の前の一戦に集中している様子がうかがえた。
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