コッパ・イタリア決勝を担当するジャンルカ・ロッキ氏【写真:Getty Images】
日本代表FW本田圭佑が所属するミランとユベントスが激突するコッパ・イタリア決勝に、思わぬ伏兵が現れた。
現地時間21日開催されるコッパ・イタリア決勝戦の主審をフィレンツェ出身のジャンルカ・ロッキ氏が担当することになった。18日にイタリアレフェリー協会が公式サイトで発表している。
ロッキ氏と言えば、昨季に行われたユベントスとローマの対戦(3-2)で物議を醸す判定をした主審として注目を浴びたレフェリーだ。しかし同氏は、イタリアで2番目に優れているレフェリーとして評価されており、国際審判員としても活動している。
ロッキ氏がコッパイタリアの決勝戦でユベントスの試合を担当をするのは初めてのことだ。今季のセリエAではトリノ戦(2-1)、ウディネーゼ戦(0-4)、インテル戦(2-0)で三度主審を務め、ユベントスが全勝した。2013年にラツィオとのスーペルコッパで主審を務めている(4-0でユベントスの勝利)。
一方で、ロッキ氏は今季ミランの試合でも同じく三度主審を務めた。それらの内、同クラブが勝利した試合はサッスオーロ戦(2-1)の一度しかない。残りのインテル戦(1-0)とアタランタ戦(2-1)では2敗した。そして、過去に同氏が主審を務めたユベントスとの試合では、三度(2008年(3-2)、2010年(1-2)、2013年(3-2))とも負けている。
果たして、ロッキ氏のこれらの過去の統計がコッパイタリア決勝戦に影響を及ぼす恐れがあるのだろうか?
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