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岡崎慎司が語るレスター強さの“秘訣”。タイ凱旋も気持ち引き締め「来季も足下見て力出し切る」

text by 長沢正博 photo by Masahiro Nagasawa

「優勝して次の年に降格したら意味がない」

ヴィチャイ・スウィヴァッダナプラパ氏(レスターオーナー
クラウディオ・ラニエリ監督(左)とオーナーのヴィチャイ・スウィヴァッダナプラパ氏(中央)【写真:長沢正博】

 タイリーグで現在首位につけるムアントンユナイテッドには、清水エスパルスで同期入団だった青山直晃が所属している。今回のタイ訪問に際しても連絡が来ており、「同期で仲がよかったし、タイでハードな練習をしていると聞いていた。今回、会う機会はないかもしれないけれど、お互いに頑張ろう、という話はした」という。

 来シーズン、レスターは各国リーグから強豪が集う欧州チャンピオンズリーグ(CL)という大舞台が待っている上、ディフェンディングチャンピオンとしてリーグ戦でも他チームからのマークが厳しくなると予想される。

 岡崎は来季に向けて「チームとしてはCLでよい結果を残すことが一つの目標だと思う。ただ、優勝して次の年に降格したら意味がない。今シーズン、自分たちの中で何がよかったかというと、毎試合勝っても負けても、自分たちのサッカーをするという強い気持ちがあった。来シーズンも足元を見て、とにかく毎試合、力を出し切るということが大事」と気持ちを引き締めていた。

 ヴィチャイ氏は2010年にレスターを買収。会見で同氏は今後10年間、毎年10人のタイの育成年代をレスターに派遣するプランも発表。「10年後にはW杯でプレーする選手が出る可能性があると信じている」と望んだ。

 なお、19日にはバンコク中心部でレスターの優勝パレードが予定されている。

(取材・文:長沢正博【バンコク】)

【了】

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