「プレシーズンはなかなか結果が出なかったけど……」
日本代表のFW岡崎慎司が所属し、イングランドプレミアリーグの2015-16シーズンを制したレスターが、5月18日、オーナーのヴィチャイ・スウィヴァッダナプラパ氏の地元タイに凱旋した。
ラニエリ監督、岡崎らチーム一行は同日早朝、バンコクの空港に到着。午後にヴィチャイ氏が経営する免税店キングパワーの大型店舗、キングパワーダウンタウンコンプレックスで会見を開き、優勝トロフィーを地元メディアらに披露した。
イギリスのブックメーカーが5000倍のオッズをつけるなど、大方の予想を覆して創立132年目でプレミア初優勝を成し遂げたレスター。
シーズン開幕前に加入した岡崎は優勝の要因について「レスターは昨シーズン、奇跡的な残留を果たしていて、その勢いがチームにまだあるのを感じていた。プレシーズンはなかなか結果が出なかったけれど、その後の試合を見ても、負けそうな試合でも後半に盛り返したりするなど、精神力の強さがあった。チームの力がまとまったら、こんなに強くなれるのかという、チームワークの強さだと思います」とした。
9月から始まる2018年ロシアW杯アジア最終予選で、日本とタイは同組になっており、日本は9月6日にアウェイでタイと対戦する。タイを訪れたのは初めてという岡崎は、「聞いてはいたけれど暑い」と話しつつ、タイのサッカーに関して「日本人選手が何人もタイでプレーしていて、彼らからタイのリーグのレベルが上がっていると聞いている。タイとは長く対戦していないので試合が楽しみ。タイもホームではすごく勢いがあると思う」と印象を語った。