非難を浴びているサン・シーロ【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)の幹部がチャンピオンズリーグ(CL)の決勝地であるミラノのサン・シーロの芝生を非難している。18日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
現地時間の28日、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーによるCLの決勝戦が、ミランとインテルの本拠地であるサン・シーロで開催される。しかし、そこにUEFAから待ったがかかった。
UEFAのマッチオペレーションマネージャーであるキース・ドルトン氏は、「グラウンドキーパーは、失礼ながらとても若いね。しかし彼は、スタジアムの作業チームの技術的な専門知識を持つ唯一の人物でもあるんだ。彼以外の者たちには最高でも熊手しか持てない」と芝生の整備体制について非難している。
それでも「芝の手入れは当日までに間に合うはずだ。我々は非常に高いクオリティーを目指していることからも、サポーターは落ち着いてもらっていい。完璧な形で決勝戦を行いたいんだ」と一同を落ち着かせた。
サン・シーロのピッチコンディションの悪さは有名で、2013年にはCLでミランと対戦したバルセロナ関係者が「ジャガイモ畑」と形容し話題を呼んだ。2012/2013シーズンからサン・シーロの芝生は天然芝と人工芝を混合していることでピッチコンディションを改善させてきた。しかし、UEFAとしてはそれでも十分ではなかったようである。
CLの決勝戦まで後10日弱。 果たして最高のピッチコンディションで決勝戦を行うことができるだろうか。
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