テロに警戒にするGKジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、今年6月から行われるEURO2016でのテロに警戒しつつ、屈しない姿勢を示した。17日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
昨年11月にフランス・パリで同時多発テロが発生した際、親善試合が行われたスタジアム周辺でも同様の事件が発生していた。その後、ドイツで行われる予定だった試合も爆破計画があるとの情報が入り、急遽中止になっている。
最近ではイラクのサッカー場やファンクラブでもイスラム過激派によるテロ事件が発生するなど、サッカーに関わるテロ事件が多発していた。EURO2016は欧州各地から多くの人々が訪れるため、テロの標的にされるかもしれない。だが、ブッフォンはテロに屈しない姿勢を示した。
「テロは確かに怖い。しかし、僕たちは社会にとって重要な楽しみと、人々に夢を与えることができる。残念ながら、歴史的に今はリスクを背負う必要があるだろう。もし、サッカーを行うことで人々を幸せにできたら満足だ」
EURO2016の開催国はフランスとなっている。テロの標的とされた国だが、より一層警備を強化してテロ対策に当たることは間違いない。6月10日から7月10まで、1ヶ月に及ぶ大きな大会だが、何事もなく無事に決勝戦まで迎えたいところである。
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