ローマのミラレム・ピャニッチ【写真:Getty Images】
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のMFミラレム・ピャニッチのローマ退団が迫っているようだ。15日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
14日の午前中には、ピャニッチの獲得を狙っているユベントスが3800万ユーロ(約46億円)の契約解除金を支払ったというニュースが報じられた。それを受けてローマは、「同日『スポルトメディアセット.it』のサイトで報道されたピャニッチの契約解除金を受け取ったという事実に関してローマは否定すると同時に、その報道が根拠のないものだと表明する」とその事実を否定する表明を出している。
一方でユベントスは、その解除金を支払う意図があることをすでにピャニッチの関係者に伝えているようだ。よって、これから契約金について合意に至る必要があるが、それについては来週イタリアへ到着予定の同選手の代理人と話し合うことになると見られている。
その上、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、先日にピャニッチと直接コンタクトをとったようだ。その会話の中で同監督は、来季からユベントスの不動のレギュラーとなることを同選手に告げたとみられている。
ピャニッチは、5年間を過ごしたローマとユベントスが歴史的ライバル関係にあることを良く知っているはずだ。しかし、先月26歳を迎えたばかりの同選手は、自身のキャリアにタイトルをもたらすためのターニングポイントが訪れたことも良く分かっているはずである。
すでにチームメートから“ユベンティーノ(ユベントスファン)”とからかわれてもいるピャニッチ。果たして同選手の新天地はイタリア王者か、それとも国外のビッグクラブか。今後の動きに目が離せない。
【了】