アストン・ヴィラのFWジャック・グレイリッシュ【写真:Getty Images】
プレミアリーグを最下位で終え、来季のチャンピオンシップ(2部)降格が決まってしまったアストン・ヴィラには“疫病神”がいたようだ。英紙『テレグラフ』が報じている。
先日イングランドU-21代表に招集されたジャック・グレイリッシュはアストン・ヴィラで今季16試合に出場したが、なんとそのすべての試合で自軍が敗れていたという。同選手が欠場もしくはベンチに座ったまま出場しなかった22試合の勝率は50%だった。
グレイリッシュはリーグ戦で1得点を挙げているが、そのゴールも昨年9月まで遡らねばならず、それ以降は全く決定的な働きを見せられなかった。将来を嘱望されるファンタジスタも若さゆえのムラっ気を克服できずチームとともに苦しいシーズンを過ごしたと言えるだろう。
2度にわたる監督交代を経ても1シーズンでわずか3勝しか挙げられなかったアストン・ヴィラ。決してグレイリッシュだけが戦犯というわけではないが、本人の貢献度の低さもあいまって象徴的な記録となってしまった。20歳の若者にはあまりにも酷な1年だったに違いない。
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