試合中止でロッカールームに戻るマンチェスター・ユナイテッドの選手たち【写真:Getty Images】
現地時間15日にマンチェスター・ユナイテッドのホームスタジアムで見つかった不審物は、爆発物ではなかったようだ。15日に英紙『デイリー・メール』が報じている。
オールドトラフォードでボーンマス戦が開催される予定だったが、直前になって爆弾らしき不審物が見つかり試合が中止となった。何万人ものサポーターが試合観戦することなく自宅へ帰らされ、爆弾処理班によって大掛かりな捜索活動が行われている。
同紙によると、不審物の真相は本物の爆弾そっくりに作られたダミー爆弾で、セキュリティーが訓練時に置き忘れたものだったとのこと。携帯電話が配管とつながっており、見た目は爆発物だが、実際には爆発することはないようだ。
事件後にマンチェスター警察・チーフアシスタントのジョン・オヘア巡査は「我々は人々が危険にさらされないことが確認できるまで退避させたことは正しい決断だったと考えている」と語り、適切な対応だったことを明かした。
不注意から大騒動にまで発展した今回の事件だが、結果的に負傷者がでなかったことに関しては良かったと言えるかもしれない。
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