本田、同点のチャンスで決められず。酷評するメディアも
ローマ戦から一夜明けた15日、地元紙の間で本田圭佑の評価は分かれた。チーム全体が低調の中で前半は唯一の枠内シュートを放ち、多くのチャンスを作ったことを好意的に評価する地元紙もあった一方、惜しいシュートも相手GKへパスをしたに過ぎないと切って捨て、「ミランが復活したければ10番に値する選手を取れ」と酷評する地元紙もあった。以下は各紙の評価及び評点。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 4
「ゴールをするチャンスは2度あった。しかし一度はGKシュチェスニーにパスをし、一度はロット広場(※)に目掛けて放った。ミラン復興のためには、10番に値する選手を(も)取らなければならない」
(※)ロット広場とは、サン・シーロの近くにある広場。地下鉄M1線の駅があり、昨年4月にスタジアムの直近に新線M5が開通するまではここが最寄りの駅だった。ただ最寄りとは言っても距離は1km以上あり、徒歩だと20分近くかかる。
『コリエレ・デッロ・スポルト』 4.5
「前半にはエリア内でヘディングを落とし、ナインゴランへのアシストパスを出している。そして1-1にできるチャンスも衝撃的にフイにした。シュチェスニーにシュートを2度ストップされる」
『トゥットスポルト』 5.5
「前半(訳注:ミランの)唯一の枠内シュートは彼のものだった。後半1-1のチャンスには失敗するが、29分のシュートはシュチェスニーがストップした」
『コリエレ・デッラ・セーラ』 6
「幾つかのシュートチャンスでは失敗。ただ少なくとも、チャレンジはしていた」
『ラ・レプッブリカ』 5.5
採点のみ。
(文:神尾光臣【ミラノ】)
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