インテルのマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
リオデジャネイロ・オリンピック優勝候補のアルゼンチン代表に日本代表DF長友佑都が所属するインテルの若きエースが参戦しそうだ。10日、アルゼンチン紙『クラリン』が報じている。
ヘラルド・マルティーノ監督は「(インテルのマウロ・)イカルディは召集されるに値するプレーをしている。したがって彼はリオに行く可能性のある選手のリストの中に入っている」とコメントし、今後の召集の可能性を明らかにしている。
23歳のイカルディはセリエA得点王獲得という経歴を持ちながらも、リオネル・メッシ、ゴンザロ・イグアイン、セルヒオ・アグエロといった実力者の多いアルゼンチンアタッカー勢の高い壁に代表召集を阻まれており、コパ・アメリカ出場は難しい状況だ。
代表でのプレーを熱望しているイカルディ自身も「もっとマルティーノ監督にインテルの試合も見てもらいたい」と自身への無関心を母国メディアに述べており、実際に五輪世代の試合にも縁がないのが現状だった。そういう意味でも今回の監督の発言は本人にとっても喜ばしいことであろう。
五輪ではグループDに属すアルゼンチン。激戦の南米予選をトップで通過した実力に加え、イカルディの召集が決まればさらに強力な戦力となる。グループBの日本五輪代表とは早くても準決勝以降の対戦となる。悲願のメダル獲得のためにも避けて通れない相手となろう。
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