今季限りでの現役引退を表明した元イタリア代表FWルカ・トーニが、現マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督と確執があったを告白した。

　トーニはバイエルン時代にファン・ハール監督のもとで1年半プレーしていた経験があり、ユベントスやUAEのアル・ナスルを経て、2013/14シーズンからエラス・ヴェローナに所属している。

　母国の『イタリアンTV』のインタビューに答えたトーニは、過去の監督との関係性について明かしている。

「僕たちはルイジ・デル・ネリ（ヴェローナの元監督）と上手くやっていたわけではなかった。だけど、今この話をするのは止めよう。もう解決したことなんだから。過去、僕がバイエルンでプレーしていた時にファン・ハールに対してもっと悪い誤解もあった。危うく殴るところだったよ」

　そんなトーニは、引退後に監督になるつもりはないようで、「監督になったかつての友人が1年で5歳も年をとっていくのを見たんだ」と述べている。

　ファン・ハール監督といえば、バイエルン時代にビッグネームの選手を交代させるほどの度胸がないと批判されたことを受け、ロッカールームで選手の前でパンツを脱いだという逸話が有名。

　トーニは以前、この時のことを「それだけの“タマ”があることを証明するためにパンツを脱いだようだが、僕は幸いにも前にいなかったから何も見なくて済んだけどね」と語っている。

【了】