負傷離脱したマルコ・ヴェッラッティ【写真:Getty Images】
イタリア代表に悪夢が続いている。パリ・サンジェルマン(PSG)のMFマルコ・ヴェッラッティが以前から悩まされていたそけい部の手術を受けることになった。6日、クラブ公式サイトで発表した。
ヴェッラッティは回復までには8週間を要するため、今夏にフランスで開催されるEUROには当然参加できない。
アントニオ・コンテ監督のアッズーリ(イタリア代表)にとってみれば、まさに踏んだり蹴ったりだ。1ヶ月前に司令塔クラウディオ・マルキージオを失ったばかりのイタリア代表は、さらにもう一人の司令塔を失ってしまうことになる。絶体絶命のピンチと言えるだろう。
ヴェッラッティは自身の『インスタグラム』で欠場せざるを得なくなったことへの悔しさを嘆いている。そしてチームメートにエールを送り、イタリア人全員にとって素敵な夏になって欲しいとメッセージを送った。
これからコンテ監督は代役探しに翻弄しなければならなくなる。リーグ戦も残り2試合しかなく時間もない。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、代役候補としてロベルト・ソリアーノ(サンプドリア)、リッカルド・モントリーボ(ミラン)、ダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)、フェデリコ・ベルナルデスキ(フィオレンティーナ)、ジョルジーニョ(ナポリ)。さらにはアンドレア・ピルロ(ニューヨーク・シティ)や、若いダニエレ・バセッリ(トリノ)やステーファノ・ストゥラーロ(ユベントス)の名前を挙げた。
EURO前に襲う度重なる災難。2名のレジスタ(演出家)を失ったコンテ監督の悩みはますます大きくなっていくばかりだ。
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