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本田圭佑 9年前

本田先発濃厚もトップ下ではない?! 迷走するミラン指揮官、発言が二転三転

ミランは現地時間7日、セリエA第37節でボローニャとアウェイで対戦する。本田圭佑は、引き続き先発が濃厚となっている。前節のフロジノーネ戦では4-3-1-2のトップ下を務めていたように見えた本田だが、クリスティアン・ブロッキ監督によれば、「本田はトップ下ではなかった」というのだ。「システムなど単なる数字の問題」と力説する指揮官だが、その発言は二転三転するばかりだった。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

本田、“どこかのポジション”で先発へ

本田圭佑
本田圭佑は再び先発予想もトップ下ではない?【写真:Getty Images】

 前節のフロジノーネ戦は後半19分で下げられた本田圭佑だったが、ボローニャ戦は先発出場する模様である。ポジションは…前線の右寄りのどこか適当な場所とお考えいただきたい。クリスティアン・ブロッキ監督によれば、「ミランは前節4-3-1-2で戦ったのではなく、本田もトップ下ではなかった」というのだ。

「彼にはピッチの特定のゾーンをカバーするように命じ、攻守両面での仕事を実によくやってくれた。2点リードされてより攻撃的なFWを入れざるをえなくなっただけ。先日も言ったが、プレーそのものはとても良かった」

 ということなので、本田は先発する模様だ。「システムなどは単なる数字の問題。大事なのは戦術をどうやって解釈して実行するかという問題で、実際動かし方は違う。前節は本田を右から中へ絞らせる動きをさせていたし、(マリオ・)バロテッリにも別の役割を敷いていた」とブロッキは言う。

 トップ下というか、2トップの一列下に置きピッチの中央に鎮座させるような役割には当てはめてはいない、と強調したかったようである。

 それにしても、よく分からなかった。「システムなど単なる数字の問題」と言っていたが、数週間前に4-3-1-2の利点について数字を並べて力説したのはこの人だったはずだ。大事なのは戦術解釈の実行というのなら、別に4-4-2でも構わないのではと思うのだが…。

 挙げ句の果てには「4-4-2でこのチームは機能するという理屈も私にはわからない。だいいち4-4-2をしないのは(ジャコモ・)ボナベントゥーラがいないから」とものたまっていた。就任初戦、ボナベントゥーラを4-3-1-2のトップ下で使ったのはあなたではなかったのかと?

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