レアル・マドリーのマテオ・コバチッチ【写真:Getty Images】
ミランはレアル・マドリーのクロアチア代表MFマテオ・コバチッチの獲得を狙っているようだ。5日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。
来季に向けた中盤の補強の本命はコバチッチであるようだ。4日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝マドリーとマンチェスター・シティの試合では、その舞台となったサンティアゴ・ベルナベウのスタンドにミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長が視察。しかし、彼の存在は全く誰にも気付かれなかったと同紙は伝えている。
コバチッチは昨季にミランのライバルチームであるインテルからマドリーへ約3000万ユーロ(約36億6000万円)で移籍した。その期待とは裏腹に、前任のラファエル・ベニテス監督からも後任のジネディーヌ・ジダン監督からもあまり起用されてはいない。今季のリーグ戦では24試合にしか出場しておらず、CL準決勝シティ戦でも僅かに2分しか出場時間はもらえなかった。
ガッリアーニ副会長はマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長と同MFについて話す約束をしていたようだ。もしかすれば、同MFのこの状況を上手く生かすことができるかもしれない。
コバチッチはインテル時代には背番号10番を付け、トップ下とアンカーのポジションを主戦場としている。仮にミランに移籍すれば日本代表FW本田圭佑との共存に注目が集まりそうだ。果たして、ミランはかつて宿敵に所属した天才司令塔を獲得することができるのだろうか。
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