2ゴールでFC東京を決勝Tへ導いた前田遼一【写真:Getty Images】
【ビン・ズオン 1-2 FC東京 ACLグループステージ第6節】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第6節が4日に開催され、FC東京は敵地ベトナムでビン・ズオンと対戦した。
前節終了時点でグループ3位につけ、決勝トーナメント進出の可能性を残していたFC東京はベストメンバーを遠征に帯同させ、必勝体制で大一番に臨んだ。
すると21分、水沼のスルーパスに反応した橋本がペナルティエリア内に侵入して折り返し、最後はエース前田が頭で押し込んでFC東京が先制に成功する。その後元札幌のレ・コン・ビンにゴールを脅かされるシーンなどもありながら無失点で前半を切り抜けた。
1点ビハインドのビン・ズオンは後半開始から2人を交代させて流れを変えようと試みる。しかし、そ目論見むなしく次のゴールはFC東京にもたらされた。55分、相手DFのパスをカットした前田が自ら持ち込んでシュート。ペナルティエリア手前から放たれたボールはゴールネットに吸い込まれた。
リードを広げられたビン・ズオンは68分にレ・コン・ビンのPKで1点差に迫るが、反撃及ばず。FC東京が2-1で勝利し、勝ち点を10に伸ばした。
他会場では江蘇蘇寧が全北現代モータースと2-2のドローに終わった。この結果、FC東京は冬の“爆買い”で話題を集めた江蘇蘇寧を勝ち点1ポイント上回り、逆転で決勝トーナメント進出を決めた。現役ブラジル代表クラスを複数獲得したアジアの金満クラブはグループステージで姿を消す。
【得点者】
21分 0-1 前田遼一(FC東京)
55分 0-2 前田遼一(FC東京)
68分 1-2 レ・コン・ビン(ビン・ズオン)
【了】