元ローマのガブリエル・バティストゥータ氏【写真:Getty Images】
ローマの伝説であるガブリエル・バティストゥータ氏がアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督を絶賛した。2日、アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』が報じている。
バティストゥータ氏は、アルゼンチン代表の最多スコアラーにして、中田英寿とともに2000/01シーズンのローマのセリエA制覇に貢献した伝説のストライカーだ。
47歳になった“バティ”は、現在、故郷のサンタ・フェで農業ビジネスを行っている。インタビューの中では、ともにアルゼンチン代表として、3度のワールドカップを戦い、2度コパ・アメリカを制覇した盟友シメオネについて語っている。
バティストゥータ氏は「チョロ(シメオネの愛称)のやっていることに感銘を受けているよ。彼は他の人たちが、できるだろうと思っていること以上のものをチームにもたらすんだ」と1歳年下の指揮官を称賛した。
「彼は一日中サッカーの事ばかり話してね。他の事は知らないんじゃないか? まあ、いい指導者であるには、そうあるべきじゃないんだろうけど、彼はそういうヤツなのさ。とにかくチョロがアトレティコ・マドリーでやっていることは素晴らしい。うまく行ってることがうれしいよ」
そして、自身については、サッカー界から遠ざかっているものの、サッカーへの想いは依然と変わらないようだ。「もちろん監督はやりたいけど、ここ(アルゼンチン)ではいいや。米国のようなリーグでやりたいね。声がかかれば行くさ」と監督業への色気を見せている。
いつの日か、監督としてバティストゥータ対シメオネの対決が見られる日は来るのだろうか?
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