スペイン・イベリア半島の南東に位置し、モロッコから見て上にある国・ジブラルタル。人口3万人にも満たない小さな国が、FIFA加盟に近づいているようだ。3日に英紙『メトロ』が報じている。

　同紙によると、スポーツ仲裁裁判所（CAS）がFIFA（国際サッカー連盟）に対して「ジブラルタルをFIFAW杯のメンバーとして、遅滞なくFIFA加盟の承認に向けた措置を講じなければならない」と訴えたとのこと。FIFAは来週行われる議会で、この課題を取り上げるようだ。

　ジブラルタルは2013年にUEFA加盟を果たしている。EURO2016予選にも参戦したが、0勝0分10敗の2得点56失点という結果に終わっていた。

　プロ選手がほとんどいないジブラルタル代表は、多くの選手が本業をこなしながらサッカー選手として活動している。弁護士や警察官などが代表としてプレーしていた。

　FIFAに加盟を承認された場合は210ヶ国目となり、W杯予選にも参戦することが可能になる。人口3万人にも満たない小さな国が大舞台で暴れる日は近いかもしれない。

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